chaba log2

2013/08/11

パシフィック・リム

カテゴリー: 映画 — タグ: — chaba @ 14:59

わりと楽しみにしていた「パシフィック・リム」観てきた。名前もそのまま怪獣という「カイジュウ」に対抗するために巨大ロボを作って人類が戦う話。予告編から何故操縦に2名必要なのかわからなかったけど、本編ですぐに説明されました。脳波もコントロールに使うのだけど神経負荷が大きすぎるので2人の脳をシンクロさせて左右分担することで操作するんだとか。したがって親子や兄弟など関係が深いペアほど適性を持ちやすいのだけど、それにより様々なドラマが産まれるわけですね。
日本大好きという監督のリスペクトがあちこちに感じられる作ではあったけど、ツイッターに流れてくる映画関係者の悲喜こもごも入り交じるコメントがいろいろ印象的で、なるほど確かにねえと思わされるところもあった。特に、日本の特撮だと、こういうシーン撮りたい!でも予算的に無理!じゃあこういうシーンにしよう!という工夫の積み重ねで成り立っているところがあるのに、それを全部かっさらっていくような豪快なシーンとか。活動している大都市の中を怪獣や巨大ロボがビルや高架橋を破壊しながら疾走するなんて日本の特撮じゃ無理、なんでしょうねえ。ぶん投げられたロボがいろいろぶっ壊しながら受け身を取ったりとか。とにかく破壊が豪快。CGなら何でも絵作りできるにしても、あのスケールであの精緻な映像を作り出すにはやはりそれなりのコストがかかってしまうのでしょう。
でもなんだかんだで、やっぱり巨大ロボが怪獣とガチンコの殴り合いをしてみせるのは圧巻の一言です。どっかんどっかんいっちゃってます。エリアルだったらそれだけで拳がだいぶ破壊されるところですが、まあそのへんは丈夫につくってあるのでしょう。
日本人で幼いころから巨大怪獣バトルに親しんできた層にはいろいろ思うところはあれども感慨深いモノがあると思いますが、しかし本国では興行収入がいまいち振るわないとも聞きます。わざわざ近接攻撃せずとも遠距離から射撃すればいいんじゃないのとか、リアリティに乏しい印象が悪い評価に繋がってるのではないかとも。確かにまあそれはあるかもですねえ。遠距離攻撃が使えない理由をしっかり示してくれればよかったのか。あと太平洋湾岸に攻撃が来るにしても、後半の舞台が何故香港なのかというのもよく解らんかった。あらかじめ香港に部隊が結集してるし。なんか説明あったっけ?
でもほんと、いろいろ熱い映画でした。冒頭の発進シーンだけでもうかなりぐっときますし。基地内の格納庫で火花飛ばしながら整備してる感じも最高です。でもコクピットのすぐそばで巨大な部品がむき出しでぶんぶん動いてるのは日本特撮ではあり得ないかなとも思った。そして怪獣に負けないのが芦田愛菜の破壊力。日本最強の泣きの演技をハリウッドにも見せつけてくれました。…まあそのへんにぐっとくるのも日本人だけかもしれんが。
とにかくしっかり楽しめました。BD出たらじっくり観てみたい。

気になる雑記:20130811

カテゴリー: 雑談 — chaba @ 04:26

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