ようやく「ヴォイニッチホテル」2巻読んだ。相変わらず、シュールな笑いと凄惨な殺人が入り乱れる不思議世界。善も悪も混沌として何が正しいのかもわからないけど、切なくなったりニヤっとしたりスカッとするところもあったり。なんとも不思議な魅力に満ちています。絵柄も独特だし。
同じ作者の「ニッケルオデオン」は一話完結の短編集なんだけど、ヴォイニッチは一応連続したストーリーもの。しかし登場人物もなかなか多いので、いろんな視点から謎のリゾート地の日々が綴られます。短いエピソードを淡々としかし強烈に積み重ねる感じ。なんかいろいろ語りたいけど語る言葉を持たない感じ。貧弱な語彙が悲しい。