最近ミク動画もあまり探ってなかったんですが、ちょっと琴線に触れまくってびんびんなので採り上げてみる。
コナミのある種伝説的名作、ZOEアヌビスの主題歌「Beyond the Bounds」をミクに歌わせたものです。
この曲は同作発売前のプロモーションムービーで公開され、その曲と映像の出来に総毛立った覚えがあります。本当にSFアニメの予告編のような出来で、実際キャラ映像は普通にアニメで展開されるのだけどロボットバトルは確かにゲーム映像でそれも独自の(アヌビスシェーダーとかだったっけ)風合いを帯びたもので目を引きました。そして何より全編に充ち満ちた熱さと緊張感がたまらん。前作ZOEが子供主人公だったのに対して一気に途上人物の年齢層が上がって(前作主人公も年齢上がって登場)、大人向けの雰囲気づくりにも成功していました。主題曲も緊張と開放感・浮遊感を交互に出すような構成でぐいぐい引き込まれたものです。
ただこのソフト、売れなかった。時代が時代なら100万本越えるのは確実だったと思うのだけど、タイミングが悪かったのかゲームが売れなくなる頃にさしかかっていたせいか、10万本も売れなかったんじゃなかったですかね? で出来のわりにあまりに売れなかったということで伝説に。しかし後にコナミからしつこく廉価版で再販・再販がかけられているということはやはり出来に自信はあるんでしょうかね? ネット上では好評なわけだし。
私自身、廉価版になってようやく購入したというクチだったりもしますが。いやその、とにかくアクション系に拒否反応が強い時期だったもので、PV見て惚れ込んだけどやっぱり無理だよなーと諦めてたんです。だけど発売後の好評と不振を聞くとちょっと応援したい&試してみたい気にもなり、でも時期を逸した感じで手を出せずにいたけど廉価版発売でようやく入手しました。…まあ結局クリアには至らず早々に放置してるわけですがorz なので実はストーリーの全貌を知りません。だから上記のPV以上の知識は無いに等しく、アヌビスについて語る権利は無いかもしれません。しかしだから故にPVへの思い入れが妙にあったりもします。
件の映像はアヌビスで有名な「動けえええええ!」をミクに対して「歌えええええ!」とパロディ段幕が貼られてたりしてそういう面も面白いです。歌の中では早口でたたみ掛けて緊張感を盛り上げるパートの再現度はなかなか。これ10月に公開されてたんですねえ、まだまだ面白いミクネタがいろいろありそうです。 |