chaba log2

2016/09/28

ヲタクに恋は難しい

カテゴリー: 漫画, 読書 — タグ: — chaba @ 07:49

賛否両論あるオタクラブコメを読んでみた。
2組の社会人オタクカップルが登場し、主人公カップルとそれを見守る立場の先輩カップル、あと主人公カップルの彼氏側の弟を加えた5人がほぼ全ての登場人物。この弟以外の4人がオタクで会話もそれっぽく、彼ら以外ほとんど台詞無いんじゃないのと思うレベル。
全員が美形なのはまあいいとして、問題とされているのは主人公カップルの来歴なのかなあ。彼らは小中学校の同級生だったけど社会人になって職場で偶然再会したところから物語が始まる。彼女のほうは子供の頃から美形で社交的だったようで恋愛遍歴を多数経てきているけど全部オタクがばれる(BL作家でコミケ出るレベルの腐女子)ことで破局してきたんだとか。しかし彼氏のほうはどうやら彼女に対して初恋だったけどそれを叶えられず、再会したところでオタバレして破局しまくることを嘆く彼女に対して「俺にすればいいじゃん?」と持ちかけることで恋愛が始まった、らしい。らしいってのは直接的な描写に乏しいのですよね。まあ仲良くしてるし「彼氏」宣言もしてるので恋愛関係の自覚もあるんだろうけど。で、この彼氏の弟というのも天然美形のなんか癒やし系?みたいなやつなのに彼女おらず。要するに彼氏サイドが「都合のいい男」揃いなのが問題視されてるのかもしれない。彼氏が無口で無愛想なキャラ(しかも一途?)ってのもそれに拍車をかけてるような。おそらくは女性作家なんでしょうけど、まあでも逆に考えてみれば男性向けラブコメでも「都合のいい女」がぞろぞろ出てきますしねえ…
ラブコメ部分はともかく(?)、あちこちに挟まれるネットスラングとかオタクネタがわりと楽しいです。それに主人公カップルの彼女がスレンダーで貧乳なのもよくネタにされていて、彼氏の背後から迫って「あててんのよ」と決闘を挑むような表情で言えば「あたってねえよ」と返されたりとか。この彼女の変顔も見所のひとつか。

Powered by WordPress