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2021/11/27

アラフォー男の異世界通販生活

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 20:06

アラフォー男の異世界通販生活」web版読んだ。完結済み。タイトル通りにアラフォー男が異世界に突然飛ばされて、得たチート能力は通販機能とお約束のアイテムボックス。通販が使えるというのは他作品でもあった気がするが、結構細かいのが独特かもしれない。日本での使用に準拠している感じ(というかおそらく日本で使うAmazon的なサイトを神的な存在がコピーした)で、銃器の購入は不可だったりする。なので戦いにはコンポジットボウとか機動隊が使うような透明シールドを活用したり。あと毒薬や爆薬を合成とか。自動車やバイクも購入できるけど燃料が高いのでサラダ油を加工してバイオディーゼル燃料を作るなんて流れはなかなか無い気がする。爆薬や毒薬の合成にも化学知識がいろいろ出てくるし。それもKindleみたいな通販システムにより電子書籍を購入して参照してる。購入費用にウォレットチャージが必要なのだけど、現地通貨をどんどん入れていったら現地の通貨が枯渇するということで物品チャージも対応している。鉱物を入れてみたり、王族や貴族の倉庫でホコリをかぶった家具類がアンティークな値が付いてたり。
最初はスローライフでひっそり目立たず暮らそうとしてたのだけど、知り合った商店主の娘が賞金首の盗賊に拉致されたのを聞いて、自重をやめて上記の武器やら自動車やらをフル活用するあたりから勢いが付いてくる感じ。しかし主人公自身は普通のサラリーマンなので戦闘能力があるわけではなく、重機で盗賊やゴブリンをなぎ払ったり、四駆車で狼の群れをひきつぶしたりとか。そのへんは仲間になる獣人たちや魔導師たちが活躍を見せてくれる。あと重機が出せるので森林開拓もお手の物だったり。
次第に立場が上がっていくとその活躍の舞台も広がっていくのだけど、転移先の王国は帝国と共和国に挟まれていて、それぞれの国との紛争とかあるのかなーと思ってたら全然そんなことなくて終わってしまった。国内の紛争もダイジェストで駆け抜けた描写になってるし。どちらかというと上記の盗賊討伐とか領内探索などといった比較的ローカルなところ?の描写がじっくり描かれている印象。なんか最後のほうも、一気に視点が広がるかと思ったらさくっと終わっているし。なんだか最終盤のほうでは時間の流れが一気に加速して、駆け足で早く切り上げようとしているようにすら思えるぐらい。もっと細かく描こうと思えばいろいろ挟めそうなんですけどね。共和国にも帝国とももめる要素はあったし、ベルの件もいまいち掘り下げられないままだし。アネモネの過去も掘り下げようがあったな。
とりあえず書籍版と漫画版の既刊のものは買いました。漫画は少し読んだけど、ちょっとだけエピソードをいじってるところはありますのね。書籍版でどうなってるかは未読だけど。それで書籍版、もっといろいろ改変というか追加とかされていくのかな。

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