発売まで全くノーマークだったけど某所でその存在を知ってから記事とかチェックするに面白そうだったので買ってみた日本一ソフトウェアのVita向けダンジョンRPG。日本一なのでグラフィックタッチや物語の進行はいつもの調子なのだけど、いろいろ独特のところがある。まずダンジョンに挑むのが主人公の魔女が生み出した「人形兵」。なので外見や特性を好き勝手に選ぶことに違和感が少ない気がする。さらに戦闘によっては「部位欠損」を生じて機能低下、拠点に戻ることで回復できるのだけど、このあたりの処置にも忌避感が少ないような気も。生身の人間が四肢を欠損して拠点で再生なんてのはファンタジーだとありがちで普通にやってはいるけど、人形相手ならさらに軽く扱える感じに。そしてダンジョンは瘴気により人間は立ち入れない状態で情報を持ち帰ってそれにより魔女が行動を起こすことでシナリオが進行するといった形になっている。キャラメイクするRPGだと主人公の扱いをどうするかといった問題はつきまとうけど、そのへんもうまく解決してる印象。そしてゲームシステム的にも独特なのが、最大5人と見えるパーティ枠がその「枠」に最大3人が戦闘参加可能で、さらに最大5人がサポートメンバーとしてステータス付随とかに貢献できる。従って最大5×8の40人パーティという大所帯を実現してたりする。しかしこの「枠」にももちろん制限はあって、当初は1人しか入れない「枠」しか使えないしまだ序盤の現段階ではようやく2人入れる「枠」が使えるようになったところです。それでも人数が増えると単純に手数が増えるし育成も楽。そして基本的に「枠」が5個なのは変わらないので、「枠」ごとのコマンドができたり個別コマンドもできたり、さらにはワンボタンで全体攻撃開始もあるので普通はコレのみで押せたりという簡単プレイが可能なのも嬉しいです。
あとダンジョンRPGなのに「壁破り」が可能だったり、帰還ポイントを設置できたりというのも特徴的か。このあたりは制限もあるし徐々に解放されていく感じ。「壁破り」については形変わっちゃうじゃんと思ったけどダンジョンを一度出ると全部リセットされてるので安心(?)。リセットといえば装備品や各種アイテムが出る宝箱も、1度しか取れないものと入るたびに最設置されるものがあったりで何度も入る楽しみがあります。
キャラメイク時にイメージグラフィックを4種から選べたり、戦闘時にデフォルメキャラが飛んできたり、敵シンボルがダンジョンをうろついてるのが見えたりするのは「世界樹の迷宮」を彷彿とさせますが、「世界樹」を日本一ソフト風に作り込んだらこうなったって作なのかもしれません。発端はそこでも独自性をいろいろ盛り込んでる感じ。私はこっちのほうが好きかもしれない。オートマッピングだし。そんな感じでちくちく楽しんでいます。やっぱりちくちくやるにはVitaが最適ですね…
ところでコレ、発売日にamazon見たらいきなり品切れらしく高額業者しか出て無くて(下のアフィリエイト貼ってみてもやっぱりなんか高い)、周辺のリアル店舗でも在庫無くて、通販をいくつか探してようやく入手できました。わりと品薄っぽいけど、生産数が少なかったか。
2016/06/27
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
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