ようやく7巻読んだ。以下全力でネタバレ。
7巻に至って、ついにようやく、1巻の世界が何故このような構造になっているのかということが明らかに。内乱に異生物まで紛れ込んで大混乱のままでどう収集つけるんだコレといった状態だった1巻、しかしまだその全貌までは明らかになってませんな。7巻最後で示される、何故重力が増大したのか、何故「彼ら」は上からでなく下からやって来るのかといった謎は未解決。そのへんは次巻でいろいろ追求されそうではある。というのもここまでの刊行で恒例になっている次巻予告みたいなのが帯にあるのだけど、「彼ら」側の視点で、反撃をうかがわせるような文脈になってたり。7巻から1巻までには数百年の次巻の隔たりがあるのだけど、8巻がどの時間帯になってるのかも不明だし。直接1巻に繋がって、そしていよいよその先に話が進むことになるのかな。
長い長い物語がようやくその結末に向けて動き始めた印象だけど、しかし10巻完結を最初から予定しているとは言え、1巻を3冊にするとか平気でやってくるのでなかなか油断できない。