chaba log2

2013/06/01

竜殺しの過ごす日々 〜#6

カテゴリー: ライトノベル — タグ: — chaba @ 05:26

「平凡な男子高校生が突然ファンタジー世界に放り出されたら最強になってて大活躍」系ラノベ、6巻まで読んだ。なんかもうずっと諸国漫遊記みたいになってて、行く先々で様々なトラブルや困りごと相談に出くわしてはその最強ぶりをいかんなく発揮してクリアして行く流れ。その諸国めぐりがなかなか個性的な地域も多くて結構面白かったりもする。和風文化の国があったりアンデッド(と呼ばれるのは嫌うらしい)国があったり差別対象な獣人の隠れ里があったり。しかしいろんな国や町でいろんな人々と出会うのはいいんだけど、基本全部カタカナなのでぱっと見で把握しづらいのが難点。地図とか出てきたのも序盤だけだし。…私だけ?
主人公が最強なのは相変わらずなのだけど、5巻あたりからわりと苦戦する流れも出てくる。この6巻でも苦戦してるし。あと独特だなと思うのが恋愛描写で、例によって美女・美少女が寄ってくるハーレム状態なのはありがちなんだけど主人公からは恋愛モードにはならない。これは単なる朴念仁なのかと思ってたら、いずれ日本に帰りたい(今のところ帰還方法は不明)のでそういうことを意識的にさけているという描写があった。ついでに身近な女性たちにそっち方面を刺激されることも無いわけではないので、隠れてこっそり発散させているという明示が6巻にして初めて出てきた気がする。最初に出会った女性がいかにもヒロイン然としていたので恋愛展開になるんだろうと思ってたら全くそういう気配無くて後に出会った貴族と結婚しちゃうのは少々面食らった。でもお互いに姉弟のような親密さは抱いているという関係はちょっと暖かいものも感じます。
徐々に不穏な空気も醸しつつ、諸国漫遊がこの先どうなるかも楽しみです。

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