PS3のDLタイトル、Unfinished Swanをやってみた。絵画の中に入り込んだようなゲームで、最初は真っ白な世界に黒いペンキボール?を投げつけるとそれがびしゃっとはじけて色が付く。色が付くことで、そこに何があるのか見えてくる。迷路のように壁に閉ざされた空間にいて一角が空いていてそこに歩いて行くと階段もあったりして、なんか水辺っぽいところを歩いているなと思ったら屋敷に入り込んで、…といった感じに見えない世界が徐々に見えていく表現は斬新。あんまり墨玉を投げすぎると真っ黒になってかえって見づらく状況把握しづらくなるのでほどほどに投げつつ進む感覚も新鮮。時折マップの展開上、今まで歩いて来たところを振り向く場面があったりするのだけど、これがまたはっとする美しさです。幻想的なモノクロの世界なんだけど、確かに自分が歩いてきたという課程もあってこれまた独自の感慨を覚える。
真っ白で何も見えない世界に色を投げつけることで形を露わにしていくというシステム、やりようによってはもっと何かをすることで色玉を得られるとかのゲーム性を付随することも可能だろうけど、しかしそういう制限とか無駄な思考を一切廃して自ら進んでいくことに集中させているのがキモなのかも。独特の雰囲気とかプレイ感をそこに結実している印象。これはなかなか凄い。
「JOURNEY(風ノ旅ビト)」と同じところ(SCEAサンタモニカスタジオ?)が出しているようだけど、このハイセンスっぷりが凄いですね。ビジュアルとかプレイ感とか、独自性が極めて高いそして何よりゲームとして面白い、こういったタイトルが日本からももっと出て欲しいなあ… 私が知らんだけなのかもしれないけど。
あとDLついでにメタルギアライジング体験版も落としてやってみた。…難しい。話には聞いていたがEASYでもなかなかですわー。雑魚敵はテキトーに連打しているだけで何とかなるけども、ボス敵になるともうお手上げ。何をどうしたら良いのか全く解らん。最大の売りであろう自由切断も、チュートリアルでやり方自体は把握してるはずなのに、戦闘中に的確にスパスパ出せる気が全くしない。
製品版では体験版よりもさらにEASYがイージーになっているという話だけど、どうなんですかねコレ。