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2012/12/10

ガスト土屋氏インタビュー

カテゴリー: ゲーム — タグ: , — chaba @ 08:44

プレイヤーに毎日の楽しみを提供する醍醐味――「アルトネリコ」「シェルノサージュ」といった独特の世界に挑戦し続けるガスト・土屋 暁氏にインタビュー

4gamerにガスト土屋氏へのインタビューが掲載されていた。アルトネリコからシェルノサージュへという氏の作品を中心としてるけど、そこに至る経緯などもいろいろ語られていて興味深い。
私にとってはやはり初代アルトネリコがインパクト大だったけども、各所にライトエロをにじませる構成で話題になったりとか、インタビューでも触れられている最終盤のアレとか、いろいろあるけどやはりでかかったのは音楽の存在で。電源を入れて関連メーカーロゴが始まってる段階から引き込まれるOPテーマ「謳う丘」に象徴されてますが、ゲームのOPなんて1度観たら飛ばすのが通例だけどあれだけはほぼ毎回しっかり観てましたな。それこそアニメのOPを毎週観るように。記事内に画面写真が出てるのも懐かしいけど、当時の凪良氏のイラストは独特の分厚い塗りでコントラスト高くて強烈でしたね。2以降はどんどんコントラスト下がってなんだか薄味になっていったのがちと寂しい感じもしましたが、しかしそれ以降は別のゲームとかライトノベルとかでもしばしば見かけるようになったので、あの変化で商業的には成功したということなのかな。
1では必ずしも本人のやりたいことが全て実現できたわけではなかったけど2でそれをかなり結実させたという見解も印象的。確かに2はいろいろ濃くて、賛否両論が激しいのだけど、それだけに好きという人は強烈に好きでベストに上げている人も多いというのは頷ける。でもその濃さが社内的には反省材料になり、3でまた誰にも好まれるような構成になったんだとか。なかなか物作りも難しいのですね…
そしてシェルノサージュ、いろいろ不具合も多くて苦労が絶えない様子ですがなんとか頑張って欲しいところ。とりあえずDLCはひたすらフォローしてますので。これ、エンディングクレジットとか見てると土屋氏自身がサーバプログラムを担当してるようで、そういえば「さぽている」も土屋氏が自分で開発してるような様子もあったし…というのが気にはなってたんだけど、今回のインタビューではそもそもゲーム作りでプログラムもかなりやってた様子。でもアセンブラじゃ就職できないからということで音楽方面での就業を目指したというからなんか凄いな。それで音楽中心に何でもやるクリエイター、現在の土屋氏ができているのか。音楽に企画にシナリオにプログラムに、やってないのはグラフィックぐらい?
しかしなんだかんだで、今回のインタビューで一番気になったのは全体の構成とか今後の展開の話である。アルトネリコは終わっていない、しかし続編を出すわけでもない、というような言葉が。というかニコ生でやっていた中で、アルトネリコとシェルノサージュは同じ宇宙のなかで違う場所・違う時間の話だとか言ってた気がする。詩魔法というのもそもそも同じモノだとも。で、シェルノサージュはそれを包括するもっと大きなプロダクトであるサージュコンチェルトの真ん中辺りのエピソードとも言ってるので、もしかしたらアルトネリコもサージュコンチェルトに含まれてるという構成なんだろか? 現在はVITAで出しているけど据え置き機を捨てた訳では無いと言うし、ネットワークでの繋がりがどうのという話もあるし、なんかソーシャルに行きそうな気配を感じなくもない。そもそも「さぽている」自体がソーシャルゲームを先取りしたようなものだったし…とか言うと言いすぎ? さぽているを進化発展させたものがシェルノサージュのシャールだという見方もできるし。
ともかく今後が楽しみではありますが、しかしずっと激務が続いてそうな土屋氏、最近はとくに不具合対応でニコ生やるたんびに謝ってる印象が強いので心身の健康にも気を配っていただきたく… シェルノサージュも1/3ぐらい進んだと言ってるけど、そもそもは毎月配信で1年ぐらいで終わるとか言ってたんじゃなかったっけ。このペースだと丸2年以上かかりそうですね。VITA以外への展開もその後なんだろうか。

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