アニメAWは18話、沖縄編がじっくり進行中。沖縄編って原作でどのぐらいのボリュームなんだったっけ、ちょっと手元にない(というか分散散逸してる…)ので確認できませんけども、原作でも能美編の結末に繋がる形になっていたのは印象に残っている。なので同時進行のエピソードをきっちり見せてきれいにまとめる流れになるんでしょうね。しかしこうなると本当に能美編だけで終わりそうだ。5巻のレース話もなかなか印象深かったように思うのだけど、もはやそこまでは難しいか。ていうか加速研究会・災禍の鎧といった大ネタはひたすら引っ張るだけ引っ張って次期をうかがわせるだけなのかな。まあAWも10巻越えて長い話になってますし、SAOよりもエピソードがきっちり切れない感じだし。
ところで今回アニメEDで、キャラデザイン協力として「合鴨ひろゆき」氏の名前が出てるのに気づいた。電撃文庫MAGAZINEでコミカライズ版を担当してる人なんだけど、そういえば原作イラストよりもコミック版にむしろアニメの造形は近いような気がしないでもない。全体に眼や髪の色素が薄くて日本人ぽくない感じとかも。
原作SAOは12巻、妙にコミカルというか軽い印象だった前巻からはいささかシリアス度が増した感じ。しかしここまでの悪役というと能美に代表されるような、とにかく強欲・傲慢を全面に出してなかなか共感しづらい連中ばかり(それだけに倒したらスッキリする)だったけども、今回出てくる悪役…というか敵方はなんか一分の理というか、その抱える事情をちょっと匂わせる印象。バーストリンカーはそれぞれのトラウマやコンプレックスを具現化した外見や武器を持つということになってるけど、この悪役もなんかそういうのを端々に感じさせるんですよね。ハルユキ側に重要な情報を提供したりもするし、単純な悪じゃない感じ。前巻から出ているウルフラムもなんか複雑な存在だし。ついでに今巻で出てきたチョコの人、3人揃ってそのうちブラックロータスに挨拶に来たいって言ってるからレギオン合流とかもあるんだろか。そして今巻も、最後で突然意外な「あの人」が登場し、華麗に続くのはもはやお約束。
ついでにアニメSAOは6話まで行って圏内事件がようやく終わってました。しかし2話使ったのに大胆な端折りっぷりでなんだか感慨薄い印象だったのが残念。原作だともうちょっと情感に訴えるものがあったように思うのですけども。団長も出てこなかったな。まあこの2話で、結婚システム・ラフィンコフィン・料理といった今後に繋がる要素を提示して、さらにキリトとアスナがわりと仲良くなる課程も示せたからいいのかな。
そして次回ついにリズベット登場。公式サイトでは予告編も公開され、イイ感じに動いています。とにかく鍛冶職人としてのこだわりっぷりを見せてほしい。しかし予告でちらっと出てくるけど、立派な店を構えてずらりと自慢の品々を並べてるというのは、職人としてかなり成功した部類なのかな。まあアスナに髪色や服装のアドバイスを受けたら売り上げが倍増したというからそのへんの効果もあるのかw 原作では店番にNPCを使って自分は奥の作業場に籠もっているという描写が(NPCを雇えるほど繁盛しているという意味もありそうで)何となく好きなんですけど、予告編見るぶんにはまだNPCが見当たらない。このNPCについては、短編の最後でもちらっと描写されるところがあったりするので、どういう外見なのか楽しみにしてたりもするんだけど…出てくるんだろうか。
上記AW12巻の巻末予告によると、次はSAOプログレッシブ1として10/10に出るそうな。その次がSAO11で「晩冬」というから…順当に行って2月? ともかくプログレッシブ1の収録作としては、先日のMAGAZINE付録に収録されていてアニメ2話のベースともなった「星無き夜のアリア」含め全3作。てーことは他にBD収録作と書き下ろし1作といったところでしょうか? ていうかプログレッシブ、「SAO11プログレッシブ1」とかじゃなくて完全に刊行としては切り離してカウントするのね。それだけにプログレッシブもどんどん出して行く意向なんだろか。アリシゼーションもかなり長いらしいけど、いったいどれだけ続ける気なんだw 読者としては楽しみだけども。