chaba log2

2011/05/20

ソニーのAR

カテゴリー: 開発 — タグ: — chaba @ 07:47

http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1105/19/news121.html

ソニーのAR展示がなかなか面白いことになっています。その名もSmartAR、って何でもかんでもスマートを付ければいいってもんでもないですが、どのへんがスマートかというとマーカーレースARとからしい。マーカーレスと言ってもポスター画像やコップなど立体物を認識してそこから映像を展開するわけでまあマーカーの質が変わったとも言えるかもしれんけど、携帯電話向けの2次元コードとかありがちな大粒のドットパターンのような、いかにもマーカーらしいマーカーを廃したという意味は大きいのかもしれません。普通に日常生活に溶け込めるし。このマーカーレスARはXPERIA arcでも30fpsを実現できるとかで、画面内で対象画像をぶんぶん振り回してもちゃんと追従しているようです。すげえ。他には空間の立体状況を認識するようで、ボールを跳ね回らせたらちゃんと段差で跳ねてくれます。しかも画面に写っているボードを動かしたり傾けたりしても、ちゃんとそれに沿った動きを見せてくれるから面白い。傾きを反映した角度で跳ねたりとか。
ソニーはこっち方面にはずっと前から取り組んでいたようで、たとえばAIBOの動作制御に使われてたり、ゲームではEOJに使われたサイバーコードもそれだとか。まあサイバーコードはドットが大きすぎるのでねつ造し放題だったのが難点でしたが、それでもちょっと未来を感じさせるモノではありました。
ARというと実は以前ちょこっとだけその真似をしたことがあって、しかもiアプリだったのででっかいドットのマーカーを静止画から読み取って画像を重ねるのが精一杯でした。静止画でさらに計算するのに数秒を要していたのでリアルタイムに動画合成とか無理無理な感じで。白黒のはっきりしたパターンだからまだ何とか認識できたけど、これが普通の画像となると難易度が飛躍的に上がりますね。付け焼き刃ではとても太刀打ちできん感じでした。しかしこういうノウハウが公開されたりして、さらにスマートフォンなどで端末演算能力が上がってくればリアルタイムでいろいろやるのも身近になってくるのかなーと思ってみたり。NGPにはそっち方面も期待したいですね。

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

このコメント欄の RSS フィード トラックバック URL

コメントをどうぞ

Powered by WordPress