昨日のNHK「クローズアップ現代」でも扱われていましたが日本の探査機「はやぶさ」が13日深夜に帰ってくるらしいです。
たびたびネット上でも話題になっていたのでその存在は以前から気になっていましたが、いよいよ最終的な軌道調整?にも成功したとかであとは地球帰還を待つのみ、ということらしいです。
その苦難の道のりについてはいろんなところで表現されていますが、こんな漫画もありました。
とりあえず読んだだけで泣きそう。
これほどに人の心を引きつけてやまない要因はいろいろあると思うのですが、NASAと比較にならない低予算の中で挑戦的なプロジェクトとして立ち上げられ、次々に襲いかかる致命的な困難にも知恵と工夫と根性で乗り切り続け、支える人たちの情熱に応えるはやぶさも健気に見えて…とまあ、もはやただの機械とかただの科学プロジェクトには思えないのですよね。しかも最終的にはイトカワの岩石を保持しているかもしれないカプセルを放出した後は大気圏で燃え尽きるところまでがミッションというのも涙を誘います。
あちこちで言われていることですが、もはやイトカワ岩石を持っているかどうかはあまり重要でもなくて、ここまでの経緯自体がとんでもない貴重な成果であり、以降の宇宙開発に多大な貢献をもう既にもたらしているらしい。これで機体を回収できればさらに様々な分析も可能になるんでしょうけど、膨大な費用がかかるでしょうしそもそもランデブーが不可能なんでしたっけ。
13日の深夜、帰宅の姿を日本からは残念ながら見えないらしいです。南の空へ「おかえり」を…