Switch用「がるメタる!」買ってみました。発表当初から期待していたのだけど実際出てからの不評でどうしようかと思ってましたが、せっかく期待してたので買って試してみました。不評の要因としてはHDMIで音声に遅延が出るというのと、コントローラの感知もいまいとだというのと。音声の遅延はリズムゲームには致命的だけど、本体のヘッドホン端子を使えばいいらしい。とりあえず外部モニタは使わずに本体でプレイ。
幕間のストーリーは漫画形式で進行します。ボタンを押すとコマが進む感じ。それで宇宙からの侵略者にサンプルとしてさらわれた男子高校生が女子高校生と合体させられて、肉体は女子だけど意識は男子のほうが支配的という状況で女子のやってるバンドでドラムをやることに。なかなかの荒唐無稽っぷりが素敵。メタルの力で地球を守れ!
Joy-Conを両手にそれぞれ握って振ることでドラム演奏になるのですが、まずは練習モードですがコレがなかなか難しい。ていうか評判通り、なかなか思うようにリズムを刻んでくれません。説明にあるように握ったJoy-Conが横を向かないようにはするんだけどそれでもうまくいかず、上下よりも前後の動きを意識したら入りやすくなったような気もする。しかしタイミングがなかなかしっくり来ない。
そして本番はクリック音によるガイドもなく、ひたすらバンドに合わせてドラムを叩く。コレ、曲がずっと鳴ってるからクリック音が無いほうがやりやすいかもしれない。従来リズムゲームというと画面のゲージにタイミング合わせて入力というのが基本だったけど、コレだと音に合わせるだけです。画面では演奏風景を描画してるだけ。それが演奏してる感を増すのか、なかなか気分いい。この譜面無しスタイルというのは比較的シンプルなドラムだからこそ可能なのかな。なかなか思ったタイミングで鳴らないのは辛いけど。そしてプレイ後にはリプレイで自分の演奏が聞けるのですが、…これがまあヒドイ。よくこれでバンド演奏できるなあってレベルでドラムがガタガタです。時折タイミングが合うような気がすることもあるんだけど、だいたいはガタガタ。それでも一応それなりに得点は入ってステージクリアにはなるのだけど、コレやっぱりドラムマニアのコントローラみたいにちゃんと打撃する形じゃないといろいろキツいですよねえ… まあビジュアルイメージが漫画タッチだからゆるいのでそのへんまあいいや、って感じにならなくもないのかもしれないけど。PS2用のドラムマニアコントローラ持ってるんですが。アレってUSBじゃなかったっけ。繋いでどうにか…できるわけもないか。
とりあえずゲームプレイ自体は楽しいです。無心に振りまくって、後から腕がキツくなってくるぐらい。ゆるいストーリーやビジュアルも好き。しかしなかなか思うように音が出ないのが苦しいのと、それをしっかり反映したリプレイがひどく悲しい。あとものすごく余談だけど、ゲームパッケージの中身がゲームカード以外に何もないってのがちょっと意表を突かれた。いやゼルダもカード以外入ってませんでしたけど、パッケージの裏面にカラーイラストがプリントされていてそれなりに雰囲気あったのですよ。しかし今作はソレすら無くて真っ白の世界にカードがぽつんでした。
洒落でドラムマニアを貼ってみたけど、USBドラムコントローラって結構出てますのね。この手のが対応してくれないかなあ… システムやビジュアルは気に入っているので、プレイ感が残念なのが非常に惜しいと思うのです。それこそダンボール箱のアレとかで対応してくれないだろうか。