最近「なろう」系で読んだのが「月が導く異世界道中」。まあ例によって異世界に行って最強になっちゃった主人公がいろいろする話ですが、書籍化に伴って序盤がweb上ではダイジェスト掲載になっちゃってるのだ。なので書店で見かけたので買ってみたけど1200円は高くないか。後から電子書籍なら500円ぐらいで出ていたのに気づいたので、今後は買うならそっちを使おうかと思う。高いだけあってかでかいし。しかしkindleとかじゃないので扱いづらそうではある。あとちょっと気になったのがイラスト。悪くはないのだけど、各キャラクターのイメージが割と違っていた。というかこちらのイメージが比較的本文中の描写を無視していた気がする。主人公以外で目立つのが巴・澪という両ヒロイン?だが、どういうわけか巴のイメージがすっかり艦これの「準鷹」になってしまっていて、無駄な違和感を覚えてしまった。まあヒャッハーとか言いそうなキャラではあるんだけど、ノリはそうでも古風な語り口だからヒャッハーは無いか。澪に至っては黒髪おかっぱと明言されているのに、ものすごく長い髪のイメージがなかなか抜けなかった。だってそのほうが妖艶な感じするし… ベース弾きそうなほうを連想してしまったのかもしれないけど、こちらもどちらかというと艦これの敵戦艦のイメージが。まあここのところまともにアニメも見てないし、その手の映像に触れるのが艦これぐらいだからですかね。
この手の書籍化はそれなりにニーズあるのか、書店でも専用コーナーが設けられていたりする。以前から読んでいる「フェアリーテイル・クロニクル」も3巻まで出ているようだけど、しかしイラストがどうも気に入らなくて買う気になれない。こちらはダイジェスト化も無いようなのでとりあえず買う必要にも迫られてないけど、イラストが、それなりに綺麗ではあるんだけどなんというかキャラの区別・個性化が弱い。イラストを眺めてみると春菜とエアリスが髪色・髪型ぐらいしか区別つかない。他も美形だとだいたい同系統の顔にしか描けないのか、個性に乏しくてややしょんぼりしてしまう。ちょっとあのイラストが残念だなあ。追加エピソードでもいろいろあるのなら買う気にもなるんだけどどうなんでしょう。
他に継続して読んでいるのは上記フェアリーテイルと「マギクラフト・マイスター」。こちらは書籍化は知らない。フェアリーテイル同様にMMORPGの生産活動を中心に据えた話で、わりとのんびりまったりした展開(たまに危機もある)なのも同系統かもしれない。フェアリーテイルがほぼ週刊なのに対してマギクラフトはほぼ日刊。もちろん1度の投稿文量は異なるけど、日々楽しませていただいております。投げ銭できれば書籍化に限らず貢献できるのになとも思う。この2作は特に。
いきなり最強でその強さでどんどん問題解決していく話が多いのだけど、なんでも「なろう」掲載作は主人公がちょっと問題に直面するだけで読者数が激減しちゃったりするらしい。チーレムだとか俺TUEEEEEEEE系だとかいろいろ揶揄されるけど、まあそれだけニーズもあるってことなのね。