若干konozamaしつつも先週のうちに受け取ってました。そして本編+コメンタリー3本、特典映像をいちおう一通り観た。すさまじく分厚い絵コンテも読んだ。
本編の面白さは今更言うまでも無いですけど、コメンタリーがそれぞれ面白かった。まずお馴染みのキャストコメンタリー、TV版のほうではわりと関係無い方向に脱線しがちだった気もするけど今回はわりと脱線もなく進行してたような。そして例によってというか「あー日笠撃沈!」と本人が言うぐらいやっぱりぐっと来るものもあったようです。スタッフコメンタリーは実際の製作でもそうだったらしいABCDの4パートに分けられてましたが、山田監督が出ずっぱりでそれぞれのパートに2人のスタッフをゲストとして加える形で。これもTV版同様、ここは誰の仕事だとか誰々さんがここは絶対譲らなかったとか、隅っこや後ろのほうの細かい描写を指摘したりとか、現場の裏話的なことがいろいろ聞けて楽しい。そして今回初めて加わったプロデューサーコメンタリー、何話すんだろうと思ってたら総合プロデューサー氏が各部門の担当者をゲストに呼んで語る形式だった。宣伝担当とか音楽Pとか、最後には山田監督まで。これがTVシリーズ準備段階からライブそして映画に至るまで、シリーズを俯瞰しての裏話的な話がいろいろで実に興味深かった。特に2度のライブでの苦労話とかトラブルとか色々と。あと音楽Pとの話で、映画でのロンドン野外ライブシーン、最後に唯が大暴走するシーンの収録ではあまりの素晴らしい暴走っぷりにレコーディングスタッフも思わず大爆笑で一発OKだったとかw ピッチもテンポもずれまくりなんだけどもう素晴らしい!と大絶賛。それと最初にTV版が始まる前、全くOPEDを出さずに来て、「Don’t say lazy」が受け入れられるかどうかは非常に不安だった、とも。とにかくいろいろな話が聞けて、長時間じっくり聞くだけの価値はあります。
あと絵コンテも、本編では直接出てこないような心情みたいなのも書き添えられてたりしていろいろ興味深い。場面によっては絵コンテのラフな絵がそのままの感じで本編でも使われてたりとか。
特典映像の中にはUSJイベントや劇場初日イベントなどでのキャストインタビューがあったり、山田監督らのシナリオハンティングがあったり。実際そのシナリオハンティングから反映されているシーンも結構解りますね。モノによっては絵コンテにはあるけど本編ではカットされてるものも。
どこを見ても「けいおん!」愛でいっぱいで楽しいのですが、しかしこうなってくるとやはり京アニ直販のメッセージブックも欲しかった気がする…