chaba log2

2010/01/25

Synthe終了へ

カテゴリー: ゲーム, 開発 — タグ: — chaba @ 20:13

http://www.4gamer.net/games/090/G009084/20100125025/

ねんどろいど風アバターが楽しめるというメタバースSynthe、2/26で終了へ。

ホビーストック自らかかわることで「ねんどろいど」風とか萌え系アバターを前面に出してアピールしてたんだけど、残念ですねえ… ユーザー自作ゲームを対戦つきでもプレイできるというのが面白いと思って実際作って公開もしてみたけど、しかしせっかく3Dスペースがあるのに2D別画面でしか遊べないというのが惜しい感じでした。後からアバター取り込みとか座標取り込みも導入したようだけど時既に遅しか。ていうか開始時こそそこそこ人もいたけど大賑わいってほどではなく、すぐに閑古鳥だったみたいですし。ミクアバターもたくさん作られて実際に使ってみたんだけど、確かに可愛いんだけどそれ以上の遊びの広がりが見えませんでした。だからといって具体的な提言ができたわけでもないんだけど。実際の空間を利用したアドベンチャーとかRPG的なものができればなーと思ったんだけど…座標取得とかでできたのかな。でもNPC配置とかできないよね…?

当初は結構期待していたのけど、ソフト公開してはみたけどいまいち広がりを感じなくてすぐに興味が薄れてしまいました… すぐに離れてしまった私が言うのもなんだけど、残念です。やっぱり何らかの滞在の意義とか、他では得られない継続的な体験がないと苦しいですかねえ。ねんどろアバターは魅力的で、データやゲームのユーザー販売も可能というのは野心的だったのだけど。

ていうか正式公開が7/30だったのか。たった7ヶ月とは… 分類的にはメタバースになると思うんだけど触れ込みとしては「ソーシャルゲームSynthe」なのですね。しかしソーシャルゲーム的な要素があったのかどうか。mixiアプリなどで見られるソーシャルゲームはユーザー同士の相互干渉で盛り上がるものであり、仲間を引っ張り込むほどメリットがあって盛り上がるものなんだけど、オンライン同時プレイ以上のものはできなかったような印象。あと初期に魅力的なゲームを例示できなかったのも痛いですねえ。オフィシャルで用意されたのはババ抜きぐらいじゃなかったっけ? 正式公開前後にゲーム専門学校学生作品が大量に公開されたけど、ほとんどがノベルゲーム(当然1人プレイ専用)だったのも全然ソーシャルじゃないし。ていうかそもそもの開発ツールがノベルゲーム用に作られた吉里吉里であり、対戦やらアクションやらを作るのに適したモノではありませんでした。作れなくはないから作ったけど。
ねんどろいどに魅力を感じるであろう客層的には吉里吉里とかノベルゲームというのは馴染みが深いということなのかもしれないけど、それをオンラインでソーシャルと銘打って出すのはちぐはぐな感じ。あの空間をそのまま使ってMOアクション的なものでも作れれば面白そうにも思えたけど。そのためには専用ツールが必要でしょうし、そこまで用意するリソースは無かったでしょうね。
…いやまあ今から述べても仕方ないんですが…orz 興味が薄れてからは情報もほとんどチェックしなくなってたしなあ。

Powered by WordPress