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[ 360ブリーフィングその後 ]
MSのTGS特設サイトに先日のブリーフィングの映像が上がっていたので見てみました。
まず先頭に坂口氏が登壇してロストオデッセイを紹介するあたり、MSの期待がうかがえるのだけど、ブルードラゴンがそうであったように真新しいところを感じないRPGといった印象が拭えません。実際にプレイして見せてましたが、戦闘も普通だし過去エピソードの多いRPGといった感じです。むしろ最後のほうで紹介されたインフィニットアンディスカバリーのほうが、魅力を感じています。あと何だろう、ロストオデッセイは全体を覆っている重苦しい空気もどうも好きになれない感じが。日本市場向けにはRPGだという戦略は正しいと思うのだけど、ブルードラゴンでドラクエ的な、ロストオデッセイでFF的なものを狙っているのかもしれないけど、どうも違う気がしています。個人的にはトラスティベルがその役を担うにふさわしい作になり得た可能性を持っていたと思うんだけど、グラフィックや音楽や戦闘は良かったのにシナリオがアレだったのが非常に残念。DQでもFFでもない路線なだけに、本気で残念。ついでにレオは要らん。でインフィニット…にその期待が向くわけです。ラストレムナントも出るけどPS3とのマルチですし。このスクエニ両作に個人的期待が向いているのは、ゲームシステムに新しさを感じるからなんでしょうね。まだ詳細は解りませんけど。
ロストオデッセイの次に紹介されていたのがHALO3だったけど、やはり私としてはさほどの魅力を感じず。HALO2をやったけど、確かにまあバリバリ撃ちまくるのは楽しいんだけどそれだけですよね。難しくなってきたら死んじゃって終わりみたいな。何としてでも突破してその先を見たいと思わせる魅力を感じません。本国ならコレが最大のトピックになるんだろうけど、日本じゃそこそこのセールスにとどまるんじゃないですかねえ。
そして忍者外伝2とかデビルメイクライ4とか紹介されましたが、全般に会場で公開されたデモ映像は大半を見せてくれず。TGSで公開されますのでそちらをお楽しみに！という一枚絵ばかりでした。見せてくれたモノの中で初見としては忍者外伝2のムービーがちらっと出たぐらいでしょうか。あと最後にラッシュ映像として、XBLAやTGS公開予定のソフトの映像が出ましたけどXBLAは特に本当にチラチラと見せるだけだったのでほとんど詳細解らず。Rezがどんな感じなのか見てみたいんだけどこれも来週までおあずけか。
全体に消化不良な映像だったけど、TGSを睨んだ直前イベントなんだから仕方ないところもあるか。まあそれだけTGSに期待を持たせるわけですが、これ以上の隠し球というか大きな発表ってMSにはもう無いんですかね？ Elite発売直前だから本体値下げとかは無さそうだし、未公開ソフトの噂も聞かないし。TGSで出るらしいスターオーシャン4はどうもPS3じゃないかという話が有力だし。
とりあえず今回の発表内容で一番笑ったのが、アイドルマスターのDLコンテンツのDL数が、世界第3位を記録しているということです。360本体の普及数からして世界的に見ればものすごく小さな日本市場のみでしか発売してないソフトなのに、どれだけ濃いユーザーが集まってるんだよと。その小さなグループ内で次々にMADビデオなんか作って盛り上がってるんですもんねえ。Forza2の痛車のときも思ったけど、360は異常に濃くてしかも創造性の高いユーザーを抱えているようです。せっかくのこの上質なユーザーたちをもっと生かしてくれないもんですかね。たとえばXNAをもっと扱いやすい公開＆利用しやすい環境にしたらそこも活用してくれるんじゃないでしょうか。そこまでいかなくても、ユーザー間で制作物を共有できるようなコンテンツをもっと出すとか。ツクール系のような。日本のMSKKがどうもズレた売り方をし続けている印象が拭えないのもあって、いまいち普及しない360にもどかしい思いをしています。
2007-09-14 08:58:34
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