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[ Sorcerer on iPod touch ]
iPhone / iPod touch アプリのSorcererが面白い。
リンク先が公式サイトなのですが、ゲームやってる人にはすぐ解るであろう、ウィザードリイです。どっからどう見てもウィザードリイ。それも初期の。ウルティマと共に現代に繋がるコンピュータRPGの始祖として知られるウィザードリイですが、2D見下ろしマップでの移動を創造したウルティマに対してウィザードリイは3Dダンジョン内の探索とパーティバトルを創造した、と言っていいのかな。プレイした感触はとにかくソリッドでエッジな感じ。わけわかんね。何と言うか、ゲームそのものをむき出しにしてギリギリの感触を味わえる印象でしょうか。ストーリーなど無いに等しく、とにかくそこにあるダンジョンに潜ります。少しずつ道を切り開いては戦いを重ねて強くなって、さらに先を目指す…と。少しでも油断するとたちまちメンバーが死んでしまい、全滅を食らうことも珍しくありません。なにしろ魔術師の初期HPは2とかだったりします。そして全滅するとその場にパーティの遺体が残されるので、彼らを蘇生して冒険を再開したければ遺体を回収に行かないといけません。今はまだ最初のフロアだから回収に行くのも比較的楽だけど、これがもっと深くて敵も厳しい位置だったら、控えすなわちメインパーティより弱いであろうメンバーで行くのはかなりの困難になることは明らかです。しかしそれすら難易度の高いゲームとして楽しめてしまうというのは以前からよく逸話として聞かされたものでした。
そういう、ある意味伝説であったことを今現代に手のひらで再現しています。ウィザードリイ自体はもちろん知っていたのでGBとかPSとかでちょこっとやったことはありましたけど、あまりはまりませんでした。古いだけあって地味なRPGだなーという印象しか無かったような気がします。しかし今になって最先端の機器で手軽に動くといささかの感銘すら受けます。そしてこのソリッドでエッジな(気に入ったらしい)感触がたまりません。
何よりうれしいのはこれが無料で提供されているということですね。伝説の名作に対する最大限の敬意と憧憬が感じられます。これがオマージュってやつか。マップとか敵や魔法の名前とかを総入れ替えすればオリジナルを名乗ってもいいように思いますが、それだとファンから非難を受けることはさけられそうにないし何より開発者自身がファンとして許せなかったのかも。
とりあえずアルトネリコ1のキャラで始めてみたらさくっと全滅したので2のキャラで回収隊を結成して遺体を拾い集めたりしました。で気がついたら1のパーティを遺体のまま放置して2のパーティがだいぶ進んでいるという… でも今は2パーティが魔法尽きた状態で帰れなくなっているので、涙目になりながら攻略情報を探しているところです… まだ最初のフロアなのに何ですかこの緊迫感は。ちなみに死体蘇生に失敗すると灰になり、さらに失敗するとロストしてしまうんですが、早速某キャラの名前をつけた魔術師がロストしました(涙 まだレベル2とかだったので作り直しましたが。
しかし難しいんだけどそれが楽しいのですね。常に緊張感あるのがいいです。でもやっぱりレベルが上がりまくったキャラがロストしたらきつそうだなあ…
2009-03-23 20:57:26
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